実績紹介WORKS
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演劇・ステージ
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詩楽劇 八雲立つ
2022.12.30 - 2023.01.01東京国際フォーラム
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Musical Variety
京都・巴里・東京 三都物語
~装束サマーフェスティバル~2022.8.17 - 8.18明治座
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装束 meets ミュージカル
不思議の国のひなまつり2022.3.3 - 3.6東京国際フォーラム
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青島広志
新春おしゃべり音楽絵巻
音楽と装束のお正月!2022.1.3 - 1.4東京国際フォーラム
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うつし世の阿国
~装束夢幻×和楽奏伝~2021.11.27 - 11.28京都先斗町歌舞練場
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乃木神社
管弦祭×装束絵巻2021.10.14乃木神社 御本殿
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Musical Variety
京都・巴里・東京 三都物語
~装束サマーフェスティバル~2021.07.14日本青年館ホール
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和楽器ライヴ+装束絵巻
+ダンス
和楽奏伝 × 装束夢幻2021.03.21Bunkamura
オーチャードホール -
千年のたまゆら
~ソング&ダンス 装束新春コレクション~2021.01.02 - 01.03東京国際フォーラム
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万葉集 meets ミュージカル 令和にそよぐ風
~若き歌詠みの物語~2020.01.02 - 01.03東京国際フォーラム
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詩楽劇
すめらみことの物語
~宙舞飾夢幻~2019.01.02 - 01.03東京国際フォーラム
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東儀秀樹
源氏物語音楽絵巻
~儚き夢幻~2018.01.03東京国際フォーラム
乃木神社 管弦祭×装束絵巻
2021.10.14 乃木神社 御本殿

- 日 時
- 令和3年10月14日(木) 午後6時斎行
- 会 場
- 乃木神社 御本殿
- 演 目
- 第1部(管絃、時代装束絵巻舞台) 雙調曲
第2部(舞楽) 左方舞 打球樂、右方舞 還城樂(京都方)
乃木神社 御本殿にて去る令和3年10月14日に秋の夜長に虫の音と共に「伝統的な雅楽演奏」と「日本の伝統的な装束」によるライブパフォーマンスを披露する【管弦祭×装束絵巻】が開催されました。
乃木神社での管弦祭は昭和49年より観月祭の名で始まり、昭和58年より正式に乃木神社 管絃祭とその名を改め毎年開かれ、令和3年度の開催で第47回目を迎えた日本の伝統的な音楽である雅楽と舞楽が奉納されている行事です。
雅楽は、日本に律令制度が導入されて国家の体裁が整う7世紀後半以降に、儀式の荘厳などを目的に大陸から輸入された音楽でした。元々は外国の音楽でしたが、平安時代前期に入ると、尾張浜主などの名人が出て、和風化の努力がなされ、日本固有の神楽をも含めて体系化されました。律令では雅楽寮という役所で教習されていましたが、のちに天皇に近侍する近衛の官人が舞や雅楽をもっぱら勤めるようになると、宮中に蔵人所の管轄として楽所が設けられ、舞人や楽人がここに詰めて儀式や神事、饗宴などの音楽・舞に備えるようになりました。
古代より受け継がれてきた伝統的な音楽を今に伝える「伝統的な雅楽演奏」と、雅楽が日本に伝わった古代から続く日本の服飾の歴史を御覧いただく「日本の伝統的な装束」をコラボレーションすることにより、日本の伝統文化を広く伝える新たな試みとして【管絃祭×装束絵巻】の開催へと繋がりました。
奈良時代に整備され、平安時代に現在の形に確立した雅楽や舞楽の世界を、服飾の変化によって時代の流れを体感し、ひいては日本の文化を国内外に発信する足がかりとなる公演となりました。
第1部は【装束絵巻】として雅楽の演奏に合わせ時代の移り変わりに応じてその形を変えてきた日本の装束の歴史を、ファッションショーの形式で御覧いただきました。
衣裳は、人間の文化であり、人間そのものの生活です。宗教の威厳も、統治の権威も、富も、美もすべて、衣裳を通じて認識されてきました。律令国家体制が整った奈良時代には、唐風の服制が確立しました。平安時代には日本独自の文化が花開き、衣裳もまた国風へとその姿を変えていきました。そして武家が台頭した平安時代後期から鎌倉時代、武家の装束が登場し、何百年という時を経て、私たちが時代劇でよく知る江戸時代の衣裳へと変遷を遂げます。「装束絵巻」は、そのような装束の歴史を、それぞれの時代にふさわしい登場人物とともに紹介するストーリー仕立てのファッションショーです。登場人物はそれぞれがどのような人物で、どのような身分なのか、どういう衣裳を着ているのかを、解説を交えながら御覧いただきました。衣裳の変遷を通じて、日本の始まり、外国文化の受容、そして独自に発展していく日本文化の変遷を体感できる価値ある舞台となりました
第2部は左方舞の打球樂、右方舞の還城樂という舞楽をご覧いただきました。
雅楽の演奏形態は、大きく分けて「歌物」「管絃」「舞楽」の3つに分けることができます。
歌物には、「神楽」「東遊」「倭舞」などの舞を伴うものと「催馬楽」「朗詠」といった舞を伴わないものがあります。「装束絵巻」で演奏される管絃は、三管(笙・篳篥・笛)、両絃(琵琶・箏)、三鼓(羯鼓・大鼓・鉦鼓)によって演奏されました。そして第二部で披露された舞楽は、舞人を中心に管楽器、打楽器で演奏されるもので、左方・右方の別があります。舞の形状から文舞(平舞)、武舞、走舞、童舞等に分類されます。
平安時代に体系化され、連綿と受け継がれてきた舞楽の世界を御覧いただける舞台となりました。
展示
体験・企画展
正月に出会う五節供の日本
2022.12.29 - 01.03東京国際フォーラム
四季を愛で、四季と戯れてきた日本人の感性
「五節供」の全てを一堂に展示
日本人は古来、公的にも私生活にも四季折々の年中行事を催し、自然と人間の交流を 楽しんできました。
なかでも、人日1月7日 、上巳3月 3日、端午5月5日、七夕7月7日、重陽9月9日のいわゆる五節供は、それぞれの季節における最も重要な日とされ、様々な願いが込められた大切な年中行事が行われました。
J CULTURE FEST 2023 では、この麗しい風習に込められた日本人の感性と美意識を体感する体験・企画展を開催します。
宮中の五節供行事を14スケールで再現したジオラマや、それぞれの節供にゆかりの深い室礼、装束など、普段目にすることのない貴重な展示物で、五節供に託した日本人の豊かな感性が体感できる価値ある企画展です。
会期中、会場では平安装束の着付け体験や、五節供関連グッズの販売など、盛りだくさんの企画でご来場をお待ちしております。
『美しき雛まつりの世界』
〜平安・江戸・現代 ひなまつりのルーツをたどる〜展
2022.03.01 - 03.06東京国際フォーラム
2022年3月1日(火)から6日(日)まで、東京国際フォーラムにて、体験・企画展示『美しき雛まつりの世界』〜平安・江戸・現代 ひなまつりのルーツをたどる〜を開催しました。
平安時代の「ひいな遊び」から江戸、現代まで受け継がれるひなまつりの世界を、等身大の衣裳展示や1/4スケールの人形、現代のひな人形飾りの展示などを通して紹介。また、平安時代の装束を試着できる体験プログラムに加え、匂い袋づくりや偏つぎづくりなどのワークショップなども実施しました。
伝統的な節句のひとつである“桃の節句・ひなまつり”の歴史をご覧いただくことで、日本文化に親しみ、新たな価値を発見頂ける展示となりました。
平安時代ゾーン
平安時代のひなまつり「上巳の節句」で行われていた「曲水の宴」の様子を1/4スケールで具現化して展示しました。曲水の宴にかかわる調度品として宴の様子が描かれた屏風や杯、貝合わせなども展示。等身大の平安装束として雛人形の衣裳の元となった貴族女性の盛装の十二単、貴族男性の正装の束帯をご覧いただきました。また、身分の高い皇族や貴族の乗り物 御所車(牛車)も1/4スケールで展示し、上皇・皇后・東宮・親王、または摂関などが用いる大型の牛車「唐車」、絹の縒糸で屋型全体を覆い、その上から金銀の窠文を飾った「糸毛車」、網代車の屋型が八つの葉の装飾文様をつけた「八葉車」の3種類の違いをご覧いただきました。
江戸初期ゾーン
京都芸術大学教授の五島邦治先生監修の元、江戸初期の雛人形の原風景として、雛人形の並び方の元になったともいわれている宮中での能楽鑑賞の様子を1/4スケールで再現しました。また、能楽にはかかせない楽器や火焔太鼓を等身大にて展示し、実際の大きさを体感いただきました。
宮中での様子が元になったとされる現在の雛人形より、黄櫨染をお召しになったお内裏様(天皇)と十二単姿のお雛様(皇后)、三人官女や武官束帯姿の随身を等身大にて展示しました。
現代の雛人形飾り
平安・江戸と受け継がれてきたひなまつりの世界の集大成である、私たちが良く知る七段飾りの雛人形をご覧いただきました。雛人形の装束や七段飾りに登場する人物など、平安・江戸の展示を比較しながらひなまつりの歴史と世界観をお楽しみいただける展示となりました。
おひなさま体験ゾーン・ワークショップ
≪衣裳体験≫
実際にお雛様のような宮廷装束を着ることが出来る衣裳体験を行いました。宮中での様子を体感できる調度品のセットを背景に写真撮影もできるスペースも設け、お雛様やお内裏様になりきる事のできるスペースとなりました。実際にお雛様のような宮廷装束を着ることが出来る衣裳体験を行いました。宮中での様子を体感できる調度品のセットを背景に写真撮影もできるスペースも設け、お雛様やお内裏様になりきる事のできるスペースとなりました。
≪ワークショップ≫
・匂い袋づくり体験
「香りのタブレット」より自由な組み合わせを自分で材料を調合し、お好みの香りを作ることができる匂い袋づくり体験を行いました。
・書道・偏つぎ体験
綺麗な字を書きたい方、感じを勉強し始めたお子様や手軽に平安時代の遊びを体験したい方向けにプロの書道家による書道と偏つぎを体験できるワークショップを開催しました。
静岡県藤枝市/藤枝市郷土博物館・文学館
2021.02.06 - 03.28藤枝市郷土博物館・文学館
藤枝市文学館では、日本独自の国風文化が花開いた平安時代の王朝文化にスポットを当て、平安時代の服飾文化を中心にご覧いただきました。 長きに渡った平安時代の服飾の流れを御覧いただく為、女性装束では十二単を通して平安初期から院政期までの変遷をご紹介。また、男性装束では平安初期から中期にかけての装束の変遷をはじめとした束帯や直衣、狩衣など王朝装束を中心にご紹介しました。ほかに、儀式や饗宴の際に舞われた舞楽の演目の中でも有名な「蘭陵王」の装束、饗宴などで演奏された日本古来の楽器「琴」や「笛」、和歌を記すための道具や料紙、平安時代の手紙の形式なども展示しました。自然の恵みから得た染料によって染められ、染色だけでなく殺菌や虫よけとしても用いられた日本の伝統ある染め方「草木染」をそれぞれの植物とその植物染料で染めた糸とともにご覧いただきました。
また、2019年に令和への改元が行われたことにちなみ、即位礼に関する品として高御座や四神旗の4分の1サイズのレプリカも展示しました。即位礼にて着用された天皇の装束である「黄櫨染袍」と皇后陛下がお召しになった十二単のレプリカを等身大でご覧いただきました。
そして「サッカーのまち藤枝」にちなみ、平安時代のサッカーというべき蹴鞠の様子を『源氏物語』の場面を具現化してシーンを再現した、光源氏の邸宅・六条院の模型を4分の1スケールで展示しました。約7mにもなるスペースに六條院の寝殿の一部を模型で具現化し、その中で楽しそうに遊び、慌ただしく仕事をする平安装束を着た住人達が具体的にどのように生活をしてきたかということを立体的に御覧頂くために、『源氏物語』の様々なシーンを選び、具現展示を行いました。
1/4の縮尺での具現化展示は、そこに登場する人物、装束の色目や文様も平安時代の400年間の変遷を感じていただけると思われるものを最大限に再現し、具現化しております。鑑賞するだけでなく、平安時代を感じる手助けになる展示にしたい・・・という思いを込め、『源氏物語』を切り口に、様々な平安時代の生活の場面を立体的に表現し展示しました。
時遡さかのぼること千年という時空を越えて、現代まで伝わる雅で優雅な平安王朝文化を、風俗を通して感じていただける展示となりました。
ロビーギャラリー
『平安宮廷スポーツスタジアム』
『令和の初春 梅花の宴』
2020.01.02 - 01.15東京国際フォーラム
東京国際フォーラム開館20周年事業として2017年に初開催し、日本文化の魅力を国内外へ発信し、音楽や狂言、歌舞伎など日本が誇る各界のアーティストが出演する<公演>や、伝統的な日本の文化、お正月の魅力を体験・発見・味わえる<正月テーマパーク>を中心に日本文化をさまざまな形で体感いただける『J-CULTURE FEST』が2020年1月2日・3日の2日間(ロビーギャラリーの展示は1月15日まで)、東京国際フォーラムにて開催され、"令和初のお正月"、そして"TOKYO 2020大会"を目前に控え、J-CULTURE FESTならではの多彩なプログラムを展開しました。
井筒企画ではロビーギャラリーにて日本古来の「スポーツ」をテーマにした『平安宮廷スポーツミュージアム』ゾーン、新元号『令和』の典拠となったと『万葉集』巻五の「梅花の歌」をテーマにした『令和の初春 梅花の宴』ゾーン、「御大礼」で用いられる装束や調度品などをご紹介する『御大礼の儀式と装束』ゾーンの3つに分けて展示致しました。 TOKYO2020大会の開催年となる2020年の新春を、スポーツに注目が集まる2020年ならではの企画として日本古来の「スポーツ」で彩る展示を展開しました。
『平安宮廷スポーツミュージアム』ゾーン
古くから平安貴族の間で楽しまれた「蹴鞠」、馬に乗りながら弓で的を射る「騎射」、現代のポロに通じる「打毬」、そして現代の相撲のルーツである宮廷行事「相撲節会」を、それぞれの情景を忠実に再現した1/4スケールの模型や等身大の衣裳、競技用の道具などの展示を通じて紹介しました。
『御大礼の儀式と装束』ゾーン
『即位礼』『大嘗祭』二つの儀式を合わせて称される『御大礼』にて用いられる高御座と旛を、また、『東山天皇御即位式・霊元上皇御譲位行列図屏風』をもとに江戸時代前期の即位式に見る儀式の進行を1/4スケール模型にてご覧いただきました。また、御大礼で天皇陛下、皇后陛下がご着用になられた「黄櫨染の御袍」や十二単のレプリカの等身大展示も併せてご覧いただきました。
『令和の初春 梅花の宴』ゾーン
新元号「令和」の典拠となった『万葉集』巻五の「梅花の歌 三十二首の序」に記されている、「梅花の宴」の情景を華やかな 1/1スケールの模型で展示、梅花の宴の文人たちの様子を奈良時代の衣裳とともに等身大で再現展示するとともに、天平2年に太宰師・大伴旅人の邸宅で催された『梅花の宴』の様子を1/4スケールの模型で再現しました。
新元号の典拠となった奈良時代の時代風俗、オリンピック日本開催に向けた1200年前から続く平安宮廷スポーツ、連綿と受け継がれてきた御大礼の儀式荘厳の一端をご覧いただき、日本文化の源流も触れていただく、時代の節目を寿ぐ展示をお楽しみいただきました。
ロビーギャラリー
『即位・儀式の美/平安王朝文化絵巻』
2019.01.02 - 01.15東京国際フォーラム
皇位継承に伴って新たに即位する天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」を10月に行われるという歴史の節目に先だち、「即位」や宮廷行事で着用される装束に関する資料展示をはじめ、日本文化の原点ともいえる「源氏物語」の優雅なる平安文化の彩をご堪能できるよう、ロビーギャラリーを「即位・儀式の美」ゾーンと「平安王朝文化絵巻」ゾーンに分け展示致しました。
「即位・儀式の美」ゾーンでは天皇御即位に関する資料展示を行うとともに、お正月の宮廷行事をはじめ、国の公式行事等で着用される「正装」の変遷を奈良時代から近代まで、時系列に沿って展示しました。それぞれの時代背景を象徴する設えを背景に、「正装」で構成する服飾史の変遷をたどる見ごたえある展示空間をご覧いただきました。
「平安王朝文化絵巻」ゾーンでは「源氏物語」に描かれた牛車が登場する名シーンをピックアップして等身大の人形とともに再現展示を行いました。新たな取り組みとして紫の上と光源氏のお住まい「春の御殿」を屋根をはずして屋内を俯瞰する「吹抜屋台」の技法を体感して頂くため、模型を高い位置から俯瞰できる体験通路を設置し、絵巻と同じ目線で立体模型を体感し平安文化の彩とともにその世界観を紹介する展示をご覧いただきました。
『京都の御大礼 ―即位礼・大嘗祭と宮廷文化のみやび―』展
2018.09.01 - 10.08細見美術館
2018.09.01 - 09.15京都市美術館別館
2018.09.19 - 09.27みやこめっせ 地下特別展示場
本展覧会は、「明治」改元(1868)から満150年、「平成」改元(1989)から30年となることを記念して、平安神宮に近い細見美術館と隣接する京都市美術館別館(大正天皇即位の際の大饗会場を移転改装した施設)及び京都市勧業会館「みやこめっせ」を中心に開催されました。
平安建都の昔から歴代天皇が常住された「みやこ」(宮のある処)である京都。 皇位継承の儀式・祭事として重要な「即位式」と「大嘗祭」(あわせて「御大礼」)は、平安時代以来、この京都で磨きあげられた宮廷文化の精粋に他なりません。その江戸時代以降の「御大礼」(即位礼と大嘗祭)をわかりやすく明示する貴重な史料、絵図、屛風、絵巻、また近代の即位礼や大嘗祭の建築や儀礼の様子を表わす復元模型・装束などを数多く展示して、その全貌に迫るとともに舞台となった京都の町や人々との深いかかわりを探る展示となりました。
また、「京都の御大礼」 展 記念特別事業として「よみがえる味 大正大礼のおもてなし料理」という、宮中の料理を楽しめるイベントも行われました。昭和天皇の料理番をつとめた元宮内庁大膳課の谷部金次郎さんが担当さし、103年前の大正天皇の大饗の儀のメニューが再現されました。
ロビーギャラリー
『宮廷文化・今昔物語』
2018.01.02 - 01.15東京国際フォーラム
2018年1月に開催された『J-CULTURE FEST-にっぽん・和心・初詣-』はテーマを『ニッポンのお正月を楽しもう。』として"伝統と革新" をコンセプトに、音楽や舞など日本が誇るアーティスト公演や、日本文化を体験・発見、そして味わえる "正月テーマパーク" が展開されました。
井筒ではロビーギャラリーでの展示を「宮廷文化・今昔物語」と題し、明治改元から150年の節目にふさわしい、日本の宮廷文化の貴重な資料を特別に展示致しました。
大正天皇の即位式が行われた京都御所の紫宸殿及び南庭、さらに諸祭具や参列する人々を1/10スケールで再現した「大正御大礼模型」の展示をはじめ、現代に受け継がれる宮廷文化の様子を『源氏物語』六條院を通して1/4サイズの寝殿模型で具現化し、屋根や天井を取り去って室内を俯瞰する吹抜屋台の構図で上空から室内をのぞき込むように表現した寝殿造の様子をご覧いただきました。
また、等身大の展示では平安時代の乗り物である牛車、天蓋付きのベッドの事を差す御帳台、平安時代の饗宴で出された料理を具現化した王朝料理を等身大の展示でご覧いただきました。
即位式の際に着用した装束や、儀式の際に着用した装束のほか、現在も皇室に受け継がれている日本のロイヤルコスチューム・十二単に注目し、大陸から伝わった女性の装束が日本の文化を取り込みながら変遷していく過程をご覧いただける展示となりました。日本特有の細やかな移ろいゆく四季の彩りをいかに機微に捉えて装束の色目として表現するかが重んじられた美意識の表現方法をかさねの色目や平安の色彩を余すところなくご覧いただける展示となりました。
ロビーギャラリー
『十二単ギャラリー 雅の世界』
2017.01.02 - 01.06東京国際フォーラム
2017年1月に開館20周年を迎えた東京国際フォーラムにて日本文化の多彩な魅力を楽しむ“感謝のフェスト”として『J-CULTURE FEST―にっぽん・和心・初詣―』が開催されました。
“お正月を華やかに!”をテーマにお雑煮の食べ比べや祝い餅つき、老舗の名品の数々、お正月あそびや特設神社での参拝入門など、日本の伝統的なお正月を体験できるイベントが多数行われていたホールにて、井筒企画では日本文化体験ゾーンに『十二単ギャラリー 雅の世界』を開催しました。
十二単のファッションショーや平安時代の室礼や調度品の展示など、平安の“雅”の世界をお楽しみいただけるスペースとして賑わいました。
なかでも源氏物語の世界がホールEに出現した『日本人と外国人 50人の十二単ショー』では、2017年東京きものの女王をモデルに十二単の着装実演と解説、それにつづき、春、夏、秋、冬、祝、と、四季折々季節の色目の十二単がステージに勢ぞろいしました。十二単モデルは一般応募で集まった日本人外国人あわせて50人。かつてない規模で行われた十二単のファッションショーとなりました。
同じくホールEの日本文化体験ゾーンでは十二単の着装体験を開催しました。目に触れることはあっても実際に着る機会はほとんど無い十二単に触れて、着て重みを感じてもらうと共に、平安時代の雅な世界にひたって頂けたかと思います。
『近世京都の宮廷文化~宮廷大礼文化の風景~』展
2016.09.10 - 11.13京セラ美術館
2016.09.10 - 10.23城南宮斎館1階
京都は平安建都(794年)以来、宮廷を中心に雅な文化を形成し展開してきました。
その宮廷文化の粋を形で表す機会が、代始めの即位礼と大嘗祭です。近年、これらの儀式への研究が大きく進展するなど、宮廷文化に対する関心が高まっている中で、今回の展覧会が開催されました。
本展覧会は、大礼(即位式・大嘗会)の資料に加え、光雲寺所蔵の東福門院の美しい坐像が展示され、両会場ともたくさんの人々が訪れました。
この展覧会では、近世以降の大礼に関する資料を収集する小原家(おはらけ)文庫や、民間に所蔵されている貴重な資料をはじめ、徳川秀忠の娘で後水尾天皇に入内し、公家と武家を結ぶ懸け橋として宮廷文化にも貢献した東福門院(とうふくもんいん/徳川和子)ゆかりの品々など、約60点をご覧いただきました。
このようにまとまった形で展示を行うのは、昭和51(1976)年に京都で展覧会「文華典(ぶんかてん)」が開催されて以来、約40年ぶりであり、現代まで受け継がれる高雅な宮廷文化の精華を、多くの方々に実感していただける内容となりました。
京セラ美術館
近世以降の大礼に関する各種資料、小原家文庫の大礼に関する当時の貴重な資料をはじめ、東福門院和子ゆかりの品々など約60点を通じ、現代まで受け継がれる高雅な宮廷文化の精華をご紹介しました。
城南宮斎館
京セラ美術館での展示とあわせ、城南宮斎館でも本展の展示を行いました。
城南宮会場では、大礼の儀式を再現した模型や、儀式の際に使用される衣裳、神具などを中心にご紹介しました。
これら両会場の展示品を通して、天皇の代始めに行われる大礼の場景がより鮮明に浮かびあがる展示となりました。
その他
静岡県浜松市/第69回 浜松市姫様道中
2022.03.26オンライン配信
浜松市北区細江町の春の恒例行事「浜松市姫様道中」が気賀関所を中心に昨年に続きオンライン配信という形で開催され、69回目の開催を迎えた伝統の祭典がまちを彩りました。
浜松市姫様道中は令和3年秋に開かれた実行委員会において新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえ検討をした結果、昨年と同様に会場は無観客とし、オンラインで動画を配信して行事の様子を発信する事を決定されました。『集合時間の時間差』、『手持ち道具の除菌』、『消毒液配置の徹底』など、新型コロナウィルス感染症対策として細心の注意をはらい、道中行列や手踊り、関所通り抜けの再現、行事を紹介するコンテンツなどの動画を撮影しました。
撮影された動画は配信用にすぐに編集され、当日及び翌日には浜松市姫様道中公式Youtubeページにて配信され、たくさんの方にオンラインという形式で姫様道中をご覧いただきました。
第34回本願寺納涼盆踊り
2019.07.27 - 07.28西本願寺
鴨川をどりへの衣裳提供
京都・五花街のひとつである先斗町。
1872年に創演された先斗町の『鴨川をどり』は最多公演回数を誇る芸舞妓による舞踊公演です。昭和27年より毎回衣裳提供しております。華やかな衣裳をご覧ください。